はりの「ひびき」について

2019/06/23

「はり灸」と一言で言いましても、実は鍼灸師によって治療法は全く違うのです。例えば、はりの長さや太さ、材質から本数、刺し方など。 ざっくり「流派」みたいなものがありまして、さらに言うと、もちろん患者さん一人ひとり個体差があるのでマニュアル的なものももちろんあるはずもなく、鍼灸師のセンスや技量、経験などによって、同じ流派内でさえも一人ひとり違いは出てしまうのです。

でもそんなこと言ってたら、何が良くて何が悪いのか分からないですし、はり灸なんて迷信だとか、ただのプラシーボ効果だとか言っている一部の方の誤認を解けぬまま、みなさんの足は遠のくばかりなので、ザックリと「はり灸」について説明させていただきます。

「はり灸」の治療法は大きく2種類に分けられます。
 

一つは「東洋医学的治療」

こちらは、はり灸治療の王道と言いますか、大昔から伝わるやり方になりまして、殆どのみなさんがイメージするのはこっちだと思います。東洋医学的治療は、経穴と呼ばれる「ツボ」にアプローチして「気」の流れを整えていくやり方です。例えば胃の調子が悪い時は脛にある足三里というツボを使ったりと、主に患部から離れた場所を刺激して反応を見ていきます。町中の鍼灸院や整骨院などでよく「痛くないはり」と広告しているところありますよね。あれはこっちです。メリットは宣伝の通り痛くはないです。そしてデメリットは「確実に効果があるものではない」、というと語弊がありますが「個人差が大きい」と言い換える事ができます。そして、効果が出るまでに時間(およびお金)がかかります。

実を言うと「はり灸」はWHO(世界保健機関)にも認定されている、エビデンス(医学的根拠)の実証された治療法なんですが、一つ困った問題がありまして、それが「気」の存在です。昔よくテレビでやってた、触らずに人を吹っ飛ばす、とか、触らずに病を治す、とか言って、仙人みたいな中国人が「ハァ~ッッ!!」とか「アッチョ~ッ!!」とかやってたあれです、例のあれ。ガンを治すとか言ってる人もいらっしゃいました。ちなみにガンは鍼灸では治りませんよ。実際「気」というものがあるのか?と問われたら、わたし鍼灸師ですけども「ある!」とは断言できず、そのあとに「よ~な気もする」と言った微妙なニュアンスになってしまうと思います。かといって「ない!」とも断言はできないんですが。。どっちやねん!て話なんですが、ようは大きな枠組みの中ではエビデンスが取れているけど、一般的には「スピリチュアル」と言われるカテゴリーの中に含まれてしまうのが東洋医学的治療の実状なのです。なので、効く人には効くけど、効かない人にはあまり効かない、という認識で良いのかと思います。

とか、こんなこと書いたりすると、必ず、それはお前の腕がないだけだ~!と、仙人みたいな人に怒られるんですが、まあ否定はしません。ただ、自分も今まで、いろんな有名な先生の治療を受けたりしてきたんですが、特に「痛くないはり」とか宣伝されているものは、スゲー効いた!って感じでもなく、やはり語尾には「よ~な気がする」がくっ付いてしまうのは否めなく、周りの方々もおしなべておんなじような表情で ぽわんとした雰囲気を醸し出しており、しかし効く人には効くそうなので、まあこれはこれでいいのかも知れません。
 

そして、もう一つが「現代医学的治療」

こちらは東洋医学の「ツボ」と言う概念は用いず、西洋医学的な筋肉の硬結点に直にアプローチするやり方です。痛みや痺れの原因となる深層筋の「コリ」に鍼を刺して痛みを取り除いていきます。なぜ、鍼を刺すと痛みが無くなるのか?については科学的な根拠がいくつかありまして、1、鍼を刺すとその周りの血流量が増える→2、酸素不足のコリコリに凝り固まった筋肉に新鮮な血が流れ→3、筋肉がやわらかくなり→4、痛みを発する神経の絞扼が解けまして→5、痛みが取れる。といった機序で、例えばアスリートやミュージシャンなどのトレーナー達が行っているのは主にこちらの治療です。なぜならすぐに効果を出さなければいけない環境だから。そう、こちらの治療法のメリットは即効性と、ほぼ誰にでも効く(極端に刺激に弱い人や、精神疾患にかかっている人は個人差が出ます)ということ。そしてデメリットは「ひびき」が強く出ます。「ひびき」とは、はりを刺した時に感じるズーンという重だるさや、違う場所にシビれが出たりする特有のものなんですが「話が違うじゃないか!」と後で怒られるのも嫌なのであらかじめ言っておきますが、実際は「ひびき」なんてやんわりしたものでなくって、はっきり言って「痛い」いや人によっては「マジいて~!!」更には「死ぬ!いっそのこと殺してくれ!」などと大の男が女子のような悲鳴を上げるほどの、そりゃあもう阿鼻叫喚の地獄絵図・・・いや、もうやめておきましょう。そんな思いしてまでそんな治療受けたくねぇ!と思うのが普通でしょうし、こんなこと書き続けてもこちらには何のメリットもないわけで。とはいえ、こんな仕事していると男性よりも女性の方が痛みには強いということが顕著に分かるわけです。ひびきが好き、なんて言ってる女性たちは「はりはクセになる」と口を揃えて言いますが、実はこれも「はり」が痛みを鎮める一つの現象でして、「はり」を刺すと脳から脳内麻薬と呼ばれるものが出て多幸感を与えます。ランナーズハイみたいな感じですね。苦しみを緩和させようと、脳がモルヒネに似た物質を出すんです。余談ですが、マラソン選手って普段からハイな方、多いと思いません?ナチュラルハイってやつですね。常に脳内麻薬が出ていて常にアッパー状態になっているのかもしれません。その脳内麻薬と呼ばれるものが鍼鎮痛と同様の効果を及ぼしている研究も昔から行われていて、昔の中国では麻酔薬の代わりに「はり」を打って、開腹手術などを行っていたこともあるそうです。

そして、ひびき好きな方たち、もしくは「はり」刺しても、あまり感じない方たちに共通するのは、日常の痛み(慢性の頭痛や生理痛、腰痛など)に何年も悩まされている人。それだけ日頃の負荷が大きいという事なんでしょうが、刺鍼を気持ち良がってる場合じゃなくて、とても悪い状態です。某有名な女優さんは一番太い鍼で首の骨の際をゴリゴリやるのが快感で、そのままヨダレを垂らしながら眠ってしまうという逸話もあるくらいで、日頃から体と心にかかる負荷が大きい人は痛みに対して鈍感になってしまうのです。特に首肩こりから頭痛になって、日中よくボ~ッとする方は要注意です。首から脳へ向かう血流量が少なくなっているので脳の病気になりやすいです。
 

そして、お話がだいぶ長くなってしまいましたが、当院の「痛みやしびれに特化したはり治療コース」もこちらの「現代医学的治療」になります。前述した通り刺すときの「ひびき」が出るやり方にはなりますが、実際、痛みに弱い人にいきなりバスバス強い鍼を打つと逆に力が入って効果が出ない事があるため、当院独自のノウハウ・・・なんて言うと企業秘密みたいですが、そんな大げさなものではなくて、わたしの経験を元に患者さん一人ひとりに合わせた刺激量で治療を行っていきます。

まともに歩けないほどのギックリ腰でも1~3回で仕事に復帰できます(高齢者の狭窄症は除く) あとは何十年も続いている慢性の生理痛、ペインクリニックなど散々ハシゴしたけど良くならない頭痛、いくら寝ても疲れが取れない、メニエール病などの耳鳴り、めまい、急なギックリ腰や寝違い、眼精疲労、  肩こり→すげえ肩こり→マジやばい肩こり、三・四・五・六・七十肩、夜が怖い症候群(不眠)、旦那がイラつく症候群(更年期障害)健康のために運動してるけどやり過ぎてて逆に体に悪い症候群(ゴルフ肘、テニス肘等)などなど。
 

あとひとつ注意点なんですが、こちらの「はり灸」を行ったあと好転反応というものが出ます。これは溜まっていた老廃物が流れることで、だるさや眠気、筋肉痛。あとは症状が一時、強く出ることがあります。これは体質が変わり始めているサインなので続けて治療をしていけば治ります。逆に好転反応が全く出ない人は効きが悪いようです。

好転反応は治療が効いている証拠なので問題はありませんが、次の日とかに何か大事なイベント(試験や試合など)がある場合は避けたほうが良いので、あらかじめご相談ください。
 

長年続く痛みでお悩みの方。いろいろ行ってみたけど、ぜんぜん改善されなかった方。

当院の効くはり灸をぜひ一度お試しください!!

あとは、気持ち良いリンパマッサージや、話題の美容鍼などのコースもあるので、お気軽に

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